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今年のあなた 来年のあなた

毎年、年の暮れに清水寺で発表される、「今年の漢字」。

今年は「愛」という字でした。

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日本漢字能力検定協会が全国公募して決定。今年で十一回目だそうです。

過去の漢字は、95年「震」/阪神大震災。地下鉄サリン事件/96年「食」/O157による集団食中毒/97年「倒」/大企業倒産。銀行破綻/98年「毒」/和歌山毒物カレー事件/99年「末」世紀末/00年「金」/金メダル。金大中と金正日の初の南北首脳会/01年「戦」/アメリカ同時多発テロ事件/02年「帰」/初の日朝首脳会談。拉致された日本人5人の帰国/03年「虎」/阪神タイガースの18年振りの優勝/04年「災」/新潟中越地震。台風23号/05年「愛」/愛地球博。紀宮様の結婚。福原愛。愛の足りない事件。
と、過去の世相を反映する感じは、ほとんどが暗い漢字です。

今年の「愛」。連日報道される事件は愛の足りない事件というよりも、愛のない事件。

これから先も愛のない世の中が続いてゆく不安とともに、来年以降の「今年の漢字」が全て「愛」に決定しそうな予感すらします。

ミリオンセラーの「誰のために愛するか」(曽野綾子著)をひさしぶりに読みました。
若い頃に読んだのと、どのように読後感が変わっているのかを楽しみにしつつ… 

そして、ドラマの勉強を続けていて良かったと読後に思いました。

愛とはお金で買えるものではなく、出来あいのものでもなく、努力して育ててゆくもの。
ドラマの貫通行動と同じように、愛に向かう構成の波が、脳裏に浮かぶようになりました。

あなたにとって? 今年のあなたと来年のあなたを一文字の漢字であらわしたなら? 

わたしは仕事について、ときどきはしんどいと思うこともありますが、でもやっぱり楽しいと思う日がほとんどです。

それは、「夢」という字でいっぱいの人と毎日会えるからです。

来年もあなたと、「夢」いっぱいでお会いしましょう! 佳いお年を…
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by nomelier | 2005-12-21 20:18 | Diary

愛をこめて

b0058500_20433044.jpgいつもお世話になっている中華料理店「蓬莱閣」では、ご主人のジャッキーが料理を作られ、奥さんの紅梅(ホンメイ)ちゃんが給仕をされています。

お店がお休みの日には、紅梅ちゃんが家族の料理を作られることがあるそうです。

それは、お店で出せないような、伊勢海老に鮑に蟹にと、ふんだんに豪華な食材を使われた料理だとか。中国でも海に近いところで育った紅梅ちゃんは、海の幸を思いのたけ使われるそうです。

いつもコストを思案して、リーズナブルな価格でメニューに載せられ、なおかつ美味しい料理を提供しようと頭を悩ませていらっしゃるご主人のジャッキーは、「コストの制限がないから、紅梅ちゃんの料理は美味しくてあたり前」と、ちょっと膨れ顔。

プロのシナリオとアマのシナリオ。
アマチュアがノーコストでいいかと言うと、海外ロケ等がふんだんに書かれていると採用されません。

特に放上映化を条件にしている懸賞では、最終審査近くでふるい落とされます。

それは放上映化にあたっての制作費のコストですが、別の意味での、シナリオを描きあげるにあたってのコストとは?

資料集めにお金をかける。手間隙をかける。それもコストでしょう。
でもお金をかけたからと言って、人間が描けることに直結するはずもありません。

それでは、アマチュアのメリットとは?

それは、プロにできないくらい喰いさがって人間を描こうとする熱意、人物に対する愛情、伝えたい気持ちだと思います。
喰いさがることもせず、表面的に、上手さにばかりとらわれて、いい加減なところで肝心の人間を愛さずに仕あげてしまっていては、経験を積んだプロに負けて当たり前です。

ジャッキーは膨れていたけれど、きっと紅梅ちゃんは、仕事がお休みの日には、美味しい料理を夫や子どもたちと一緒に食べたくて、コストもさることながら、愛をこめていらっしゃるのでしょう。

作品への、人物への、こめるほどの愛があれば、必ず思いは伝わります。
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by nomelier | 2005-12-08 20:44 | Drama