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歌ごころ

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先日、平安文学を教えていらっしゃる大学の先生にお目にかかりました。
まだずいぶんお若い女の先生です。

今の大学生は、講義が面白くないと、なんの反応もないとのこと。

それでなくても今は大学生へのアンケートが普通で、アンケートの質問には、「講義が面白いかどうか」というのもあるそうです。

紫式部、紀貫之、小野小町云々と言ったところで無反応。

そこで詩歌の心の流れを説明するのに、女性シンガー、一青窈の歌詞をあげられるそうです。

すると生徒たちの目は生き返ったように先生をみつめるそうです。

ハナミズキ(一青窈 作詞)

空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと
どうか来てほしい 水際まで来てほしい
つぼみをあげよう 庭のハナミズキ
薄紅色の可愛い君のね
果てない夢が ちゃんと終わりますように
君と好きな人が 百年続きますように

せつせつと恋ごころを綴った平安文学に近い、想いというもののディテールが伝わってくる詩ですね。

シナリオの世界では、プロとアマ、いろいろと違いがありますが、想いのディテールという面では、締め切りに追われているプロにアマは勝てると思います。

特に恋ごころのディテール。やっつけシナリオでは描けませんが!

或る恋愛小説家の女性は、執筆の前にホルモン注射を打たれるそうです。するとホルモンが活性化して、ラブモードに入れるそうです。

小洒落たセリフもいいけれど、せつせつと想いの伝わるセリフを読み味わいたいものです。

窓をあけると初夏の月。ラブソングを聴いて、せつせつと綴ってみるのもいい…
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by nomelier | 2006-06-14 20:25 | Diary