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勇気

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「これから世に出ようという人の作品からは、ちまちましているのじゃなくて、もっとびっくりするような創作意欲を感じたい」…。

ファッションのデザインコンクールでの、有名な審査員デザイナーの談。

とはいうものの、勇気あるシナリオとは?

ドラマの語源はギリシャ語の「行動」。
ニュアンスとしては、勇気、決断といった意味が含まれています。

主人公がクライマックスで勇気ある決断をくだすと、観客はカタルシスを感じます。

主人公の勇気に感動。ステキなシナリオですね?

でも、今は勇気が描きにくい時代なのではないでしょうか?

不登校、ひきこもり、ニート。勇気があるとはいえません。
もし勇気をもってそうしている若い人がいれば、勇気を称えたいのですが…。

勇気をもてば、出る杭になり、出た杭はうたれて、苛められて。

だから勇気はおさえなければならなくて、その抑圧がたまりにたまって、突如噴射するがごとく事件へ。

勇気は抑圧されていると危険です。だからドラマから、愛のある勇気を感じてもらいたい…。

やはり、作品からは作者の勇気が感じたいと思います。

どう評価されるか。

旨いといわれたい。
よく勉強しているね、といわれたい。
ものしりだね、といわれたい。
器用でかっこいいね、といわれたい。

そのような作品には感動できません。

作者の勇気を発見したい。でも、ちまちましていなくて、びっくりさせるような創作意欲とは、ともすればひとりよがりな自己陶酔になりがち。

でも敢えて、失敗すればいいのではないでしょうか?
失敗の数が、必ず作品のレベルをあげてくれるはずです。

コンクールも、出して出して、出しまくって、失敗と挫折を重ねてこそ、いいシナリオが描ける底力になると思います。

暑い毎日ですね? 失敗を恐れず、勇気あるシナリオを描いてくださいね。
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by nomelier | 2006-08-12 19:28 | Drama